2009/06/28

生産の地を知る(長野)

26、27日と世田谷花き 花き研究会さんの主催する企画で


長野方面の産地を訪問させていただきました。



まずは御存知「フラワースピリット」さんの圃場へ。


まずは上條さんのハウス


  

北は北海道、南は九州熊本、宮崎からはるばる


この日のために大勢の生産者さんが勉強に来ていらっしゃいました。


若い生産者さんも多く一言一言を聞き逃さないよう


食い入るように耳を傾け、メモを取っている姿は印象的だった。




さすがに「コサージュ」の生みの親、


その話には説得力があり、


私もメモを取り、写真に残すので精一杯。




いい花を作る = 花屋さんが使いやすい、


消費者の所での花持ちがいい、


生産者さんからの視点、プラス花屋、消費者からの視点


全てを満たす花を目指す、


その考えは素晴らしく、他の生産者さんが尊敬するのも納得。




おまけに花屋がいいトルコを見分けるポイントなんかも


しっかり教えていただきまして・・・




その時だけはなんかハウスの中の空気が変わってしまいましたが・・・(^^;)




手前左の黒いシャツの方が


トルコの出荷が始まった秋田のあの方。


ロックな箱を見ればすぐわかる「荒川ゆうき」さん。




あんなにいい花を作られるのに


メモを取りながら熱心に話を聞いていらっしゃいました。


あの箱の絵からは想像が出来ないほど花作りに情熱を持った方です。




 
この2つのトルコ、同じ花!!
左の状態からその後濃い色に変化するそうです!
切ってしまうとこの色にならないので
ここまで色をのせて出荷するのだがタイミングが非常に難しいのだそうだ。
「貴公子」のバージョンアップした未来形のグリーン八重
(試作、研究中のためあえて画像はのせませんが・・・・)
など次の世代を担うトルコキキョウが研究されていました。
夜の懇親会でもみなさん話題は花の話
花屋の立場として時間の許す限り
多くの生産者さんとお話させていただきましたが
その情熱にはほんと頭の下がるばかりで・・・
花屋同士で売れないとかどうのこうのって言うマイナスの話を耳にするが
ここに来た生産者さんの話はプラス思考の話ばかり。
若い20代の二人と同室だったが
布団の中でも話は花作りの事。
九州から来たその青年の産地では
1ケース出荷するのにかかる輸送コストが1000円
それでも東京に出荷する!
その話を聞いて、
あらためてもっともっと花屋としてやらなけばならないことに気が付いた。
時間の関係で全ての方とお話ができなかったのは残念ではあるが
関東はもちろん、北海道、東北秋田県、九州熊本、宮崎県、四国香川県、
全国の生産者さんと交流を持てたこの会に参加させていただいたことに
感謝、感謝です。
ありがとうございました。
圃場を見させていただく以上に内容の濃い2日間でした。
続きはまた次回。
しっかしこのブログ、
画像を入れていくと行間がおかしくなっていく困ったやつです。
読みづらくてすいません。